Thursday, August 18, 2011

最終弁論, 容疑2011 /Kodan 318 営業妨害, 被告: Choi Sung-hee


Japanese translation (courtesy of Makiko Sato) of Sung-Hee Choi's Final Testimony, published at Save Jeju Island:
フリーランスの歴史家で学識者John, Cha, カリフォルニア大学バークレー校教授、Jinsoon,An, シカゴ大学学部生で非凡な活動家であるJun Hyung Kim,そしてカリフォルニア大学バークレー校のアジアアメリカおよび重要な環太平洋研究の教授であるChristine Hongに対し、このすばらしい翻訳をして頂いたことを感謝します。
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最終弁論
容疑2011 /Kodan 318 営業妨害 (2011 Kodan511 combined )
被告: Choi Sung-hee  


私、サンヒー・チョイ(Sung-Hee, Choi)はビジュアル・アーティストです。私は韓国の真珠であるJeju島の美しさに惹きつけられ、またJeju島のダイヤモンドと呼ばれてきたGangjeong村の美しい生態系の保存に心を引かれましたた。私はまたその自然と平和に暮らすその村の人々の友好的な精神にも惹きつけられました。その自然環境を保護し慈しもうとする彼らの気持ちは私を深く感動させましたし、また村の保存と保護を通じより広範なJeju島民の平和を実現するための彼らGangjeong村住民の昔からの自立した意識に私は鼓舞されてきました。私は彼らの称賛すべきこの精神は、世界の人々だけでなく韓国市民すべての支援と尊敬に値すると考えます。まさにこの理由により私は、海軍基地建設に対する彼ら村民の非暴力、平和的抵抗への支援を行ったのです。

 海軍基地建設を実行するための不法でずるく懐柔的な措置に対し抗議しようとして建設作業のトラックのタイヤの下に身を投げ出した度に、私は二つの重要なモットーを思い出しました。それは年配世代の同志が明確に述べたものです。一つ目は「あなたが行動を起こさない限り、誰がしゃべることができない、あのサンゴや魚や貝のために話すだろうか?」、二つ目は「私たちが住んでいるこの土地は、次ぎの世代の人から借りている」というものです。

私が守ろうとした建設地域は赤足カニやヒメアマガエルのような絶滅の恐れがある種の生息地で、それらの棲息は環境省によっても確認されています。2011年3月15日にJeju道議会は「絶対保護地域」指定を無効にする動議を破棄し、それによりJungdeok海岸の保護のための法的根拠を再確立しました。地元住民による幾つかの訴訟も現在進行中であり、その中にはこの地域を国防のためや軍事施設として使用することへの許可の破棄を求める訴え、「絶対保護地域」指定を確認する上告、さらにきれいな上水への市民の権利を確保するための訴えなどが含まれます。

加えて文化資産保全のための事業も進行中ですが、それなのにこれまでこの事業を通じて評価されたものは地元住民に適切に伝えられていません。これらの訴訟の進捗状況および文化資産評価の観点から私は、適切な手続きに従っておらず、またその手続きが取られたかを検証もせずに建設を強行し続けるその動きは不法であるとの結論に到達せずにはおられません。Saemangum地域の訴訟では、建設は法律論争のため膠着状態になりました。それなのになぜJeju島での建設は、法的規制への遵守や説明責任なしに強行されつつあるのでしょう? 建設会社は工事の中断は営業妨害であると主張しますが、その会社が下請け会社をたくさん雇い、その下請け会社自身が問題を生じさせる状態を助長しているのです。
 建設会社、海軍、検察および警察は20件もの営業妨害の罪により私を起訴しましたが、私が行ったことは彼らの不法な行為を妨害することでした。実際私が行ったのは、権力の偏狭な利害を進展させるため人々を搾取するような、法律の不正操作
を止めるのが目的でした。権力の全部門、すなわち立法府、行政府、司法府は社会の権力者に味方し、市民の不服従と反対意見のためのいかなる余地をも小さくしようとの試みで絶対的な力を行使し不法な暴力をふるいます。私の行動が自己防衛を法的に訴えるための最後の手段として着手された限りにおいて、私は無罪です。


私は5月19日の出来事に関する起訴に反論します。その当日、Seogwipo警察とJeju検察が営業妨害を行ったとして私を現行犯逮捕しましたが、その時の状況は以下のとおりです。:建設作業員と警察は、適切は法的措置が施行されているとの確認をせずに「代執行」」により、建設用地に隣接する施設の破壊を行っていました。その時点で村人と人権活動家7人が既に逮捕されており、それで私は他の女性たちと一緒に無言でこう書いてあるバナーを掲げました―「石ひとつ、花一本、触れるな」

私は警察がそのとき私にミランダ権利を読みあげたかどうか覚えていません。私が覚えているすべては、彼らが「サンヒー・チョイさん、我々はこれによりあなたを犯人として逮捕する」と言ったことだけです。このあと、5,6人の私服警官が、私をパトカーに押し込み、そして警察とJeju検察が営業妨害の嫌疑で私の身柄を拘束しました。彼らは私が5月19日に営業を妨害したと言います、しかし無言でバナーを持ち抗議を表明することがどのように、建設会社の財産に被害を与えるに等しいような不法行為となるのでしょう? さらに、彼らは5月19日の私への「逮捕」と5月21日の私への「拘束」を正当化するため、私が建設作業トラックの車体の下に潜り込んだことを示す一文を起訴状に入れ込みましたが、これはその後私が抗議したため、罪状認否時に派当局が「現行犯」という言葉とともにその一文を起訴状から取り去る結果となっただけでした。 このように彼らは私の身柄を「拘束」するために「ニセの起訴事実」でまず私を「逮捕」したのです。私は、この面倒な手続き全体が私の「拘束」を意図したものであったと考えずにはいられません。私が会員であるGangjeong村連名と平和運動グループは、これに応じて5月23日に公式に声明を発表し警察と検察を批判して、「検察は、サンヒーチョイに対する逮捕令状の正当性を決定する際に、起訴を行う目的から追加情報を改ざんした」こと、さらに「検察は営業妨害を行ったとの偽りの容疑でサンヒーチョイを起訴した」ことを示しました。

私は我々の税金によりその職員の給料がまかなわれているSeogwipo警察署とJeju検察局が行う権力の乱用を絶えず暴露し、そのような乱用を規制する必要を強調することが重要だと感じます。私は権力の乱用に対して抗議します、なぜならもし私が沈黙していれば、私のような犠牲者がもっと増えると恐れるからです。最近、それら警察と検察はGangjeong住民に対する召喚状を多発し、また住民が発生させたとされる損害への280,000ドルにものぼる多額の賠償を請求して住民に嫌がらせをしています。これは住民がそれにより、平和運動家たちが当局職員を挑発させ乱暴に振る舞うようにしたと彼らを非難するようになる緊張状態を住民の間に生み出し、そうすることで活動家と住民の間にくさびを打ち込むことを狙った、当局の抑圧的な戦術に他なりません。

 私は役人にみる抑圧的態度の中に、あの恐るべき4.3虐殺に責任があるのと同じ種類の態度をかぎわけています。Jeju島の歴史は外部勢力に対する終わりなき闘いのそれでしたが、今度は中央政府と韓国海軍の力に対峙しています。Jeju検察とSeogwipo警察は島民の代表として働くかわりに、中央政府と結託して住民への裏切りをおこなっています。ある調査が示すところではGangjeong村住民の44%がひどい憂鬱に苦しみ、そのうち34.7%が自殺を試みたことがあります。6月17日、ひとりの村人が除草剤を飲んで自殺を図ったことが伝えられました。6月20日には、平和的なデモを行っているグループを解散させるため海軍兵が暴力的手段に訴えました。元議員のHyun Ae-jaさんは「軍隊が暴力で市民に対処するのは、たとえ戦時中であっても犯罪である」との声明を出しました。しかし中央政府は村人の願いに反して、自然の宝と指定されていた貴重な珊瑚礁の海岸線を海軍が破壊するのを沈黙して見守っています。

韓国の憲法は韓国市民の人間としての尊厳、および幸福を追求する権利を保障しています。悲しいことにこれは今のGangjeongにはあてはまらないのです。裁判長、あなたは憲法に基づく良心の声が聞こえると私は信じます。この海軍基地が米国のミサイル防衛システムに連結しているため、多くの人々がJeju島とその将来の世代が攻撃にさらされることになるとの懸念の声をあげました。戦争を確実に招くであろう軍事基地に反対する平和で非暴力の意思表示を行うことは私の義務であり権利です。私は約1000人の人々がGangjeongでのこの海軍基地建設に対する自分の反対を表明するため、ワシントンD.C.の韓国大使館に電話をしたと聞きました。Jejuに海軍基地を建設する危険性は、韓国人だけでなく国際社会にとっての懸念となっています。抗議電話に対応したひとりの韓国大使館員が、電話をかけた抗議者に対し、米国政府に連絡すべきだ、なぜなら韓国政府よりはむしろ米国政府がこの海軍基地事業を推進しているからだと語ったことを私は知っています。

 裁判長、なぜこの海軍基地問題が第二の4.3事件に発展しつつあるのでしょう?その主な理由の一つは、Jeju4.3大虐殺とJeju海軍基地闘争の両方とも、外部勢力(たとえば米国など)による島民の諸権利への侵害と、島民の平和的生存権に対するそれらの勢力による脅威から生じたからです。それが、国際社会のいくつかの主要勢力がJeju島に対し地勢学的な拠点としての思惑を抱いているという事実をJeju住民(だれよりも外部勢力に抵抗してきた)と朝鮮半島の市民が認識しなければならない理由です。彼らは彼らの故郷がそれら主要勢力の戦場となりうることを理解し、この海軍基地を止めなければなりません。

 米中間の最近の緊張はJejuの平和への我々の懸念が正しいことを示します。6月21日の米国と日本協議では、中国を孤立させるためいくつかの同盟結成の重要性が強調され、米国、オーストラリア、日本、インド、韓国の参加を提案しました。この会議において、スタンダードミサイル3(米国のレイセオンと日本の三菱重工により開発中)の韓国への(*将来的)売却の強い可能性が表面化しました。7月9日に米国、日本、オーストラリアはインドネシアのブルネイ近辺で共同軍事訓練を行いました。その同日、米国の原子力潜水艦テキサスが韓国水域に入り港に停泊しました。専門家によれば、韓国と米国は中国に対する想定有事行動に備え、6か月おきに空中給油行動の訓練期間を持つことを計画しています。米国の燃料補給機は沖縄の米空軍基地から運行すると言われています。8月4日、韓国空軍の元参謀長が、Jeju海軍基地が完成すれば停泊することになるであろう駆逐艦および戦闘機を製造する米国のロッキード・マーチン社に韓国の軍事機密を暴露したことが報道されました。

Jeju島に海軍基地を建設するという米国の圧力があったのでしょうか? 私はGangjeong村民の嘆きのうめき声の中にロッキード・マーチン、ボーイング、レイセオンのような兵器製造会社のパーティ会場でシャンペングラスがカチンカチンと鳴る音が聞こえます。イラク・アフガン戦によるその経済停滞のあとで米国が自国の輸出品目No.1である兵器販売を再活性できる地域と国はどこでしょう? それが大韓民国のJeju島です。

平和の島は危機に直面しています。

裁判長、私がお話ししたい重要な問題がもう一つあります。それは環境保護の問題です。JejuのWoo Geun-min知事は、島の利益を大切にしてもらうため彼を選出したを代表できませんでした。彼はJejuの特異な環境の保護における自分の義務を軽視し、地質学公園の管理の点でUNESCOにより定められた規則と規制を遵守しませんでした。

7月12日のJejuデイリー紙によれば、UNESCO規定第三条では、自然の宝としてのUNESCOの指定をJejuが保有するために知事による継続的努力が求められています。また第4条では自然の宝の保存における島民の協力を求めています。Yoo Won-il議員は、この海軍基地はUNESCOの生物学上の保護区域からわずかに1.5kmしか離れていないことを指摘しています。すなわち、この海軍基地の建設は確かにUNESCOにその指定を取り消させることになるでしょう。

同地域に保護を与えるかわりに、Woo Geun-min知事はそれを破壊すべく海軍と共謀しています。彼はまた、その地域に民間による観光業を導入しようとしています。彼は最近、韓国国防省が彼に観光業の促進を約束したと述べました。海軍基地建設に関わる企業の一つであるサムソンは、すでに観光業のための広告を開始しています。これらの点をすべて吟味すると、我々はたったひとつの結論に至ります。政府、軍、企業が島民の願いに反し、環境を破壊するため共謀しているということです。


裁判長、私はこれ以上の平和活動家とGangjeong村住民が、今の私のように見せしめとなってこの法廷に立つことがないように願います。この法廷には、平和の島を保つため非暴力の訴えを行ったことにより私だけが立つのでしょうか? あるいは、中央政府、軍隊、そして資本家にJejuを売り渡した知事も、被告人としてこの法廷に立つべきではないのでしょうか? 人々の意志に反してこの島を外部勢力に譲り渡した、Kim Hwang-sik首相と国防相についてはどうでしょう? 国民は彼らの給料を支払っているのに、彼らは私のような弱い人々を抑圧しています。

よく知られる平和活動家だった故ハワード・ジンによれば「市民の不服従は我々の問題ではない。我々の問題は市民の服従だ。我々の問題は、自分たちの政府の指導者の命令に従い戦争に行った世界中の人々がどれくらいいるかという、その数だ。数百万の人々がこの服従のために殺された….我々の問題は、世界中で人々が服従していることだ、貧困と飢餓と愚かしさと戦争と残虐を目の辺りにしていても。 我々の問題は、軽犯罪の窃盗犯たちで刑務所が満杯状態であるのに人々が服従しており、その間にもずっと大強盗たちがこの国を牛耳っていることだ。それが我々の問題だ」と言います。

平和の島を建設することが、単なる言葉上のことでなく実際に実現可能であることが私の希望です。多くの人々が、この海軍基地の代わりに平和公園と国連平和大学を建設することについて語っています。我々の若者とその子どもたちが、徴兵制と授業料の圧力から免れて、自分の夢を実現し平和な世界を建設するため共に働く、そのような世界について考えるとき、温かいものを感じませんか?その希望が、正義を求める私の情熱を生き生きとしたものに保ち、私に勇気を与えるのです。


1 comment:

Amish Stories said...

I was passing through different blogs and thought id just say hello. Richard from the Amish community of Lebanon,Pa.